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100年に1度のチャンス -号外 . はてなブックマーク  Twitter   2008-12-02

 新聞の投書欄に、美人ならぬトンデモ総理を揶揄(やゆ)した、面白い替え歌が載っていました、-
末期症状
“しゃべりゃ失言  読ませりゃ誤読  歩く姿はバー通い -国民
                                                 麻生首相さま” -和泉、ガンちゃん。
(朝日新聞、平成20年11月29日号、「かたえくぼ」より)

 たしかに今の総理大臣は失言の多さでは歴代総理の中では突出しているようですし、先般(11月26日)の小沢一郎氏との初めての党首討論を聴いていても討論の体(てい)をなさないほど、論理的な思考が苦手のようです。あるいは、経済とか外交に通暁していると自任なさっている割には、それらの基本的なことがらをあまりご存知ないようですし、日本語については、中学生レベルの基礎学力さえ欠落しているようです。
 しかし、ハチャメチャなのはライオン・ヘアーの小泉純一郎氏ほどではありませんし、失言といっても、単に日頃思っていることをそのまま正直に口に出しただけのことで、今の日本の政治家の大半が、しかも与党だけでなく野党の人達も含めて、大半の政治家が心の中で思っていることを公言しただけのことでは。日本では、ホンネとタテマエの使い分けが時と場合によっては必要であるとされているようですが、総理大臣という立場をも顧みずにストレートに公言するところに問題があるのでしょう。根っから正直な人なんでしょうね。ただ、正直の前に二匹の動物がくっついていたりして。

 たとえば、麻生太郎氏の放言なるものを見てみますと、若い頃、初めて国政の場に打って出た選挙の第一声で、
「下々(しもじも)の皆さん」
とやって、聴衆を唖然とさせたエピソードが伝えられています。
 今の総理を象徴するこの言葉など、私の知る限りほとんど全ての政治家、与党・野党に限らずほとんど全ての政治家の偽らざる本音ではないでしょうか。タテマエとしては、“国民の皆様”だとか、“選挙民は神様です”などと歯の浮くようなことを喋っていても、心の中は選良意識、あるいはお上(かみ)意識の固まりで、国民一般を見下して、
「下々(しもじも)」
と思っているようです。麻生太郎という人物は、ワンマン宰相といわれた吉田茂の孫として小さい頃から可愛がられたというのですから、あるいは、幼い頃から日常的にこのような選良意識をしっかりと植え付けられていたのかもしれませんね。そういえば、葉巻を愛用しているのも、おじいさんのマネでしょうか。この「マネ」の前にも一匹の動物がくっつくようで。

 また、
「医者には常識のない人達が多い」
とやって、あちこちからブーイングの嵐がまきおこり、茶飲み話の類(たぐい)を真(ま)に受けた日本医師会から厳重抗議を受けるや平謝りしたのは耳目に新しいところです。
 これにしても、医者の実態を知っている人にとっては、それこそ常識的なことで、一般常識に欠けているだけなく、患者の痛みとか苦しみなど分かろうとしない医者が多いのが現実です。もっとも、これは医者に限ったことではなく、たとえば、弁護士、検事、裁判官などは医者よりも更にヒドイかもしれませんし、私を含めた会計士も同様かもしれません。

 あるいは、理屈の通らないことを平気で喋り出すことについても、歴代総理の中で麻生太郎氏の専売特許かといえば、さにあらず。近いところでは、小泉純一郎なる人物は、もっとヒドイ“ハチャメチャなことを公言”して平然としていました。

 また、基礎的な学力が不足していることについては、何も麻生太郎さんだけのことではないようです。政治家に二世とか三世が多く、そのためでしょうか、家業、つまりはメシの種としてしか政治を見ていない政治家が圧倒的多数を占めている現状を考えますと、そもそも政治家に素養とか教養などを期待するのが筋違いなのかもしれません。
 誤解があるといけませんので付言しますが、私は決して今の総理を弁護したり擁護したりしているのではありません。私は昔も今も、いかなる政党にも属さない、ごくありふれた一人の「無党派層」にすぎません。

 思えば1955年(昭和30年)に保守合同が成立して、自民党政権がスタートして以来、実に50年以上もの長きにわたって一つの政党が日本を支配してきました。一時期、日本新党の党首とか社会党の党首が総理の座についたことはありましたが、無様(ぶざま)な腰砕けに終ったり、単なるアヤツリ人形であったりで、基本的にはこの50年もの間、一つの特定の政党が日本を我もの顔に牛耳ってきたのは歴史的な事実です。
 この間何が起ったのでしょうか。政権与党の政治家に絞ってみるならば、政治家の質が次第に劣化していったのが見受けられ、とくにこの10年はヒドイものがありました。劣化のピークを象徴する人物は小泉純一郎氏で、このたびの麻生太郎氏はその劣化を国民の眼に極めて分かり易く示してくれただけのことではないでしょうか。
 政治家が政治を勝手気ままに弄(もてあそ)ぶ政治屋に堕し、資質の劣化の度合を深めていくにつれて、本来は公僕とされている役人達までも、本来の使命をどこかに置き忘れて自分達の利益を優先し、国家国民を蔑(ないがし)ろにする始末です。このような状況のもとで、政治家と役人とが国家と国民に対して少なからぬ損害を与えてきたのは紛れもない事実です。
 私が注視するのは、政治家と役人とが、好き勝手に日本国を食いものにしてきたにも拘らず、日本の現状は極めて健全であるという厳然とした事実(“100年に1度のチャンス-6”以下)です。現時点においても、政権の座に一日でも長くしがみついて、日一日と国家に損害を与え続けているのですが、そのような悪あがきによっても、日本国の健全性は基本的に揺らぐことはないでしょう。総選挙にしても、この先10ヶ月程の間には必ず行わなければならないものですから、早くなろうが遅くなろうがどうでもいいことです。

 坂本龍馬ではありませんが、政治家と役人達をセンタクすることこそ、私達国民に課せられた仕事のようです。

 ―― ―― ―― ―― ――

 ここで一句。
“大恐慌 ピンチはチャンスと 言われても” -福岡、村上照勝。
(毎日新聞、平成20年11月29日号より)

(全世界で、たかだか1,000兆円ほどのインバランスが生じたからといって大恐慌になることはありません。ただ、グリーンスパン(前アメリカFRB議長)とか麻生太郎首相などが「100年に一度の危機」などと、さしたる根拠のない流言蜚語の類を発したりしますと、そのことによって、あるいは大恐慌に陥ることはありえます。多くの人がピンチだと言って騒いでいる今こそ多くのチャンスが転がっているのでは。)

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