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投資ジャーナル事件の真相 -1 . はてなブックマーク  Twitter   2005-12-27

 今から21年前の1984年8月23日、投資顧問業の企業グループが警視庁の摘発を受けて、あっけなく倒産してしまいました。相場師中江滋樹氏が経営する投資ジャーナル社をはじめとする14社に及ぶ企業グループでした。
 時のマスコミはガサ入れの半年程前から中江氏個人と投資ジャーナル社のバッシングを始め、ミソもクソも一緒にしてあることないことを喧伝し、中江氏を稀代の詐欺師に仕立てあげていきました。
 
 倒産の引き金になった警視庁の摘発は、証券取引法違反によるものでしたが、この摘発自体、違法性の高いのものであったと言われています。その後の取調べによって証券取引法違反には該当しないことが判明し、当局としては立件することができなかったからです。
 翌1985年の6月19日、中江氏は警視庁に逮捕されます。結局中江氏は多くの被害者を出したとして詐欺罪に問われ、懲役6年の実刑が宣告されました。

 これが世にいう「投資ジャーナル事件」のあらましです。10年ひと昔といいますが、20年もたちますと事件はすっかり風化してしまい、世間からはほとんど忘れられてしまった感があります。
 「あの人は今」といった形で年に1~2回思い出したようにとりあげられたり、あるいは他の経済事件の記事の中でわずかに言及される位のものになっています。

 しかし、私には中江氏と「投資ジャーナル事件」は、忘れようにも忘れることができない存在でした。風化するどころか、年を追うにつれて私の中でますます大きくふくらんでいったのです。
 「投資ジャーナル事件」とは何であったのか、中江滋樹という人物は一体何者であったのか、詐欺師のレッテルが貼られているものの、本当のところはどうなのか、 ―
 私の疑問は釈然としないままに揺れ動き、この20年の間私を悩まし続けてきました。

 中江滋樹氏と出会ったのは30年程前のことで、私が34歳、中江氏は私より一回り若い22歳の時でした。
 中江氏は株式会社投資コンサルタントツーバイツーという会社を設立したばかりであり、私は、当時の勤務先である監査法人があった京都で、郷里での会計事務所開設の準備をしていました。中江氏から税務顧問の依頼を受けましたので、中江氏の会社が山根会計事務所の第一号の顧問先となったのです。

 仕手筋をはじめ株がらみで仕事をしている人の多くが、脱税の嫌疑をかけられてつぶされている現実を知悉していた中江氏は、こと税務に関しては神経質ともいえるくらいの注意を払っていました。
 会社の規模が大きくなるにつれて、中江氏の懸念は現実のものとなり、国税による税務調査が頻繁に繰り返されるようになったのですが、全てクリアーすることができました。専門家としての私の指示をキチンと守っていたために、税務当局から不当ないいがかりをつけられることがなかったからです。

 中江氏とは税務のことだけではなく、さまざまなことがらについて話し合いました。しかるべき礼を尽し、約束を守る人物であったというのが私のいつわらざる印象です。
 中江氏に限らず、彼のまわりにいた人で私が親しくお付き合いをした人は、わずかの例外を除きますと、立派な方々ばかりでした。奥さんのK子さん、有能な経理担当であったT.Jさん、投資ジャーナル社のK.F社長、同社のT.K総務部長、M営業部長、東京クレジット社のS社長、いずれの方も私の中に悪い印象がまったく残っていないのです。
 それなのに何故、中江氏をはじめこの人達が詐欺師グループとして世間から糾弾され、司法においても詐欺罪として断罪されなければならなかったのか、私にはどうしても納得することができなかったのです。

 ―― ―― ―― ―― ――

 ここで一句。
“情を捨て妻捨て子捨て友を捨つ いずれ支持者も拉致被害者も” -大阪府池田市、医師岡崎欣一、77歳。
(朝日新聞:平成17年12月6日号“声”欄より)

(小泉純一郎さんと慶応大学の同級生であった栗本慎一郎さんが、ある週刊誌で小泉さんを評して、非情ならぬ欠情の人と言っています。人としての情を欠いていたり知能レベルに問題があるとして、“パンツをはいたサル”とまで酷評しているのには驚いてしまいました。
 栗本さんの小泉評の当否はともかくとして、相場師中江滋樹氏に関していえば、非情とか欠情どころか、逆に多情とでもいえる人物であったと言えるようです。)

投資ジャーナル事件の真相 -1 (2005-12-27) . はてなブックマーク  Twitter  


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[540] Re1: 投資ジャーナル事件の真相 -1 投稿者:けんたろう 2006-02-03 03:44:21
 情を捨て妻捨て子捨て友を捨つ いずれ支持者も拉致被害者も

 ↑この俳句、アナタが直接読んだものではないですが、酷すぎませんか?拉致被害者もいずれは捨てられるということを言ってるんですよね?というか印象操作と世論誘導、誤報と捏造で有名な朝日新聞を得意げに引用する時点でアナタの良識をうたがいます。 小泉総理やホリエモンについての評論や分析は非常に論理的で優れていて、一年前からこんなことを考えていた人がいたのかと目から鱗が落ちる思いの27歳男ですが、時々あなたの文章に垣間見える左翼的な思想だけはいただけないなあとおもいました。
 でも貴方の膨大な知識や知恵、冷静な思考や論理的、分析的な手法は誠意があって好きです。はっきり言って尊敬できるものだと思っています。
 それだけに残念です。
[541] Re2: 投資ジャーナル事件の真相 -1 投稿者:山根治 2006-02-03 16:31:55
>[540]

 私は朝日新聞を得意げに引用しているのではありません。またこの歌は、読者の投稿欄に掲載されたもので、朝日新聞と同一視していいものではありません。
 この方は医師という肩書きをきちんと示し、実名で投稿されていることに加え、歌のレベルが非常に高いものであると判断しましたので、ここに引用させていただきました。
 尚、この歌は俳句ではなく、狂歌といわれるものです。万葉集の戯咲歌(ぎしょうか)に端を発し、江戸時代主に一般庶民の間で流行したものです。現在と違って言論の自由が極端に制約された状況の中で、ウツウツとした気持ちを三十一文字(みそひともじ)に託した多くの人々の思いは、意外にも歴史の真実に迫るものがあります。

追記 私は片田舎にくすぶっている一介の会計屋であり、会計をメシのタネにしている職人です。左翼でもなければ右翼でもありません。もちろん”文化人”(私の一番嫌いな人種です)でもなければ、“学識経験者”でもありません。お金ということに的を絞って世の中を見てみますと、普通では見えないものが、いわばあぶり出されてくることに気が付きましたので、思いつくままに駄文を弄しているだけのことなのです。
[543] Re3: 投資ジャーナル事件の真相 -1 投稿者:けんたろう 2006-02-03 23:07:44
>[541]
>>[540
 
 けんたろうです、自分の書いたものを読み返してみて少し恥ずかしく思っているところです。引用された狂歌が(恥ずかしながら山根先生に指摘されるまで狂歌というものを知りませんでした)拉致被害者の帰りを待ちわびる遺族たちの思いを蹂躙するものだとおもい、一時の激情に駆られて駄文を書いてしまいました。反省しております。
 このようなアホウにも丁寧に返事を返してくださる山根先生の寛容さには頭の下がる思いがいたします。やはり亀の甲より年の功といったところでしょうか。昭和17年にお生まれということは今年で64歳になられる?のでしょうが、
 歳を感じさせないまでのすばらしいバイタリティ、パッションにはただただ脱帽させられるばかりです。ホリエモンに関する記事は、ともすれば拝金主義に陥りがちで、彼をスター視する愚劣な若者にとっては必読ものだと痛感いたしております。
 どうかこれからもお体に気をつけて、会計士としての視点から見える日本社会の短所長所を考察していただけたらと思います。
 
 
[544] Re4: 投資ジャーナル事件の真相 -1 投稿者:パンダ 2006-02-04 02:34:44
>[540]
> 情を捨て妻捨て子捨て友を捨つ いずれ支持者も拉致被害者も

これはまさしく、今の世相を憂いだ狂歌ですね。歌に通じているわけでない私なんかでも、この歌を詠まれた方の世を憂う気持ちがひしと伝わってきます。

よく云われることですが、言葉や活字には魂が宿ると・・・

パブリックジャーナルをはじめ、ブログや掲示板、新聞・雑誌などの投書であったり。
狂歌や狂言でしか民衆は風刺・自己表現が出来なかった時代と違い、今は様々なツールで発表することが出来ます。

例えそれがどんな気持ちであったとしても・・気持ちを込めた文章というのは、読んだ相手にはきちんと伝わるものだと思います。

”この歌を詠まれた方が、どういった気持ちで詠んだのか。”

また、”山根先生がこの歌を読み、引用した気持ち”

けんたろう氏も今一度、ニュートラルな心でこの歌をお読みになれば理解できるものと思います。

それと同じで、

私には、けんたろう氏が朝日新聞に対して抱いているイメージも、文脈から伝わってきます。

・・・全く同じことです。
もう一つだけ付け加えるとするならば・・・

歌を詠まれた方も山根先生も(私も含めてですが)

”拉致問題に苦しむ方達がいるんだということを決して忘れてはならない。”
”拉致問題を風化させることがあってはならないんだ!”

・・・と歌を読んで思われたことでしょう。
[1274] Re5: 投資ジャーナル事件の真相 -1 投稿者:田中 2006-11-21 11:42:28
関連情報です。
http://www.0314m.net/afn/ri...

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