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MA山根治blog

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020 おわりに . はてなブックマーク  Twitter   2016-11-22

おわりに


一、お詫びと誓い


 今回の事件でご迷惑をおかけした方々にお詫びと三つの誓いをさせていただきます。
  1. 警視庁トップの個人的な思惑によるやらせ捜査に端を発した今回の事件によって、結果的にとはいえ、約500名もの会員の方々に預り金の返済ができなくなってしまったことを深く反省するとともに、深くお詫び申し上げます。
    再び自由を得られた日から10年以内に約500名の元会員の方々に50億円返済させていただくことを誓います。
  2. 私が任意出頭中に否認をし続けたために人質として逮捕された妻佐和子と寺井清子さんに対して申し訳なく思うとともに、生涯にわたって償っていくことを誓います。
  3. 裁きの場へ被告人として出させることになってしまった元社員9名に対しては謝る言葉さえ見つかりません。
    生活は破壊され、人生はメチャクチャになってしまったことでしょう。まさか自分が手錠をかけられマスコミに犯罪人として報道されるとは、夢にも思わなかったことでしょう。
    今の私がこの9名の被告人のためにできることは、真実の下での法の裁きを受けさせることであると確信いたしております。


二、被告人に対する不合理な求刑


  寺本、大島、小野、三浦の4人は、鈴本真人や植木、斎田、関山等が単なる証人にとどまり、自分達が何故被告人なのかと疑問に思っていることでしょう。被告人席と証人席の距離は数メートルしかありませんが、この数メートルの違いの意味するものは余りに大きいものがあります。同じ「柱」だった者達にとって、単に運が悪かったでは納得がいかないのではないでしょうか。同じ柱だったのにどこが違ったというのでしょうか。同じ柱であり同じ権限と地位と給与体系であったのに、被告人席つく者と証人席につく者は、どのようにして分けられたのでしょうか。9名の被告人は、この疑問でいっぱいであると思います。
  中でも三浦は、同じ柱でありながら5年の求刑。 寺本、大島、小野の求刑は3年。この違いは何故なのか納得いかないことと思います。これを明確に説得できる客観的証拠はあり得ません。何故なら、4人とも柱として同じ権限であったからです。これが真相なのです。もし、違っていたという人間がいたら、まさしくその人間はウソをついているわけであります。
  投資ジャーナル社の社長であった佐藤典明は、権限も収入も少なかったにもかかわらず、柱であった 寺本、大島、小野に比べてなぜ2倍もの求刑を受けねばならないのかと疑問でいっぱいのことと思います。投資ジャーナルの社長であったというのなら、東証信の社長は西村であり、東クレの社長は池田でした。しかし、この2人は実質上社長ではなかったという理由で被告人から外されています。このような考えに基づくなら、佐藤は柱以下であります。柱と同じような扱いであれば致し方なしと諦めもつくでしょうが、柱に比べて2倍の求刑では一生涯佐藤は納得がいかないことと思います。

三、政争の具にされた投資ジャーナル事件 


 佐藤典明が8月19日に私と一緒に海外へ出たことについて、誤解があってはいけませんので一言付け加えさせてください。
 佐藤は政治家を目指しておりました。佐藤は、某大物政治家にその器量を見込まれ、次期衆議院選挙に立候補する予定になっていました。投資ジャーナルにおいては、温厚で誠実な性格を熟知していた私は、佐藤を政、財、官界との渉外担当にしていたのです。
 59年の警視庁内部は人事問題でドロドロしておりました。警視庁の人事には政治が大きく関与いたします。年末の自民党の総裁選が絡んでおり、投資ジャーナル潰しを行うことによって佐藤を可愛がっていた大物政治家の名前を引きずり出すことができれば、ある派閥にとって総裁選が有利に展開すると考えた連中がいたのです。
 このような政界の状況下で、証券業協会トップは投資ジャーナルを潰すことによって、被害者をより多く派手に出して世論を盛り上げ、投資顧問法を成立させることを狙いました。(ついでに申し上げますと、この投資ジャーナル潰しをやった証券業協会トップは、私のこの公判における供述の後すぐに、任期半ばで辞任いたしました。)
 投資ジャーナル潰しをお金を貰って引き受けた政治家は、お金の魅力はもちろんのことですが、投資ジャーナルを潰すことによって佐藤を公然と可愛がっていた超大物政治家に揺さぶりをかけ、59年の総裁選で有利にことを運ぼうともくろんだのであります。ここに佐藤が日本にいては困る決定的な事情があったのです。
 一方、警視庁のトップは自分の退官後の政治的地位と退職金代わりの数億円のお金を手に入れるために投資ジャーナル潰しを行いました。8月15日のお盆という政治家が避暑に行ったり地元に帰ったりして東京にいない時を狙って令状をとったのは、佐藤を可愛がっていた大物政治家や私とつきあいのある政治家との間であつれきが生じないようにするためでした。そして、令状をとっておいて、今度はその令状の執行を遅らせたのです。私の顧客であった政治家や有力者へお金や株券を私から返済させ、それらの政治家、有力者に対して点数を稼いだわけです。

 以上が投資ジャーナル潰しをもくろんだ経済団体、政治家、警視庁トップのそれぞれの思惑でした。警視庁トップは、投資ジャーナル潰しを目論んだ政治家はもちろん、佐藤を可愛がっていた超大物政治家に対しても敵対することを極端に嫌っていました。政治家を目指している自分の将来のことを考えていたのです。そこで出てきたのが、私と共に佐藤も海外へ出すということでした。私の方としましても、総裁選という国家の大事において、スキャンダル作りのために利用されることをかわさねばなりません。それが、私や佐藤を可愛がっていて下さった政治家達へのせめてもの信義であると考えたのです。

 8月15日から数日後、私はある超大物政治家の別荘へ車から電話を入れました。忘れもいたしません。「佐藤を連れて海外へ出ます」と一言いいました。全てはこの言葉でお互いの心は通じ合いました。以後は、総裁選のスキャンダル作りに利用されないために関係を断ち切ることと、私達の足跡を消すことだけでした。警視庁の高級官僚という捜査当局のトップが「佐藤を連れて海外へ出ろ」と命令をしました。その命令を受けるや、佐藤と私が日本へいることは総裁選において迷惑をかけるおそれが多いと判断した私は、59年8月19日に佐藤を連れて日本を出たのです。8月19日に 日本を出てから総裁選が終わるまで、当局トップはもとより捜査現場の刑事も私と佐藤の行途を一切追っておりません。総裁選が終わると同時に、現場の刑事が佐藤や私の実家へ行ったりして捜索を始めたわけです。警視庁トップが、総裁選が終わるまでは中江、佐藤の行途を追うなと命令していたのです。警視庁のトップは、経済団体からお金をもらい、かつ退官後の政治的地位を獲得するために、某派閥の指示通りに投資ジャーナル潰しをしたのですが、一方において、佐藤を可愛がっていた超大物政治家にも気を使っていたということです。
 以上のように、佐藤や私が海外へ出たのは警視庁トップの命令によるものであり、自らの意志によるものではありませんでした。あの時点において警視庁トップの命令を聞くことは、今現在、裁判長の命令を聞くのと同じように私にとっては当然のことだったのです。あの時、警視庁トップの命令に従った私や佐藤が、その身柄が検察、裁判所へと移ったからといって、何故批判を受けねばならないのでしょうか。裁判長の命令に従っている私や佐藤が、裁判長の命令に従っていることを将来において批判されることと同じようなものです。
 少し長くなってしまいましたが、佐藤が海外へ出たことは捜査当局トップの命令であったわけであり、佐藤に少しのやましさもありません。このことを十分ご承知ください。

四、責任の序列


 高山、岩国、小森の3名は、彼らの上司であった数十名の柱が起訴もされず逮捕もされていないのに、何故自分だけが、という思い出いることと思います。まして、高山は、寺本、大島、小野よりも求刑が重いことについて一生涯納得がいかないでしょう。この求刑は、検察の捜査不足を満天下にさらしたに等しいものです。これら9名の被告人の疑問は、当時の投資ジャーナルの組織の実態を知るものであれば当然のことと言えます。検察側がそれだけ真相を把握できていないという一つの証明でもあります。
 投資ジャーナル元社員1000名並びに関係者の多数は、このメンバーの逮捕と求刑について、内心で疑問と矛盾を感じるとともに、責任の序列と著しくかけ離れた求刑について検察の能力を疑い検察への信用を低下させたことでしょう。裁判所は関係者多数からの信用を失わないように、真相に基づいた判決をお願いいたします。
 真実の下での裁きをお願いするとともに、特に最も目につきやすい序列を間違えない判決を今一度裁判長に深くお願いしておきます。

 念のために、序列を述べておきます。
 寺本、大島、小野、三浦は、4人とも同序列であり、この4人を含めた柱全員が実質上の私に次ぐNO.2達です。これは社内ルールではっきりと決まっておりました。このようにはっきりとしていたことが何故間違った形として、公判に出てくるのでしょうか。これ一つ取ってみても、検察の主張がいかにいい加減なものであるかがわかってもらえたと思います。
 仮に百歩譲って投資ジャーナル社の社長という名目上の責任をプラスして佐藤をここへ加えたとしても、佐藤がこの4人の柱よりも罪が重いということは絶対にあり得ないことです。すなわち、寺本、大島、小野、三浦、佐藤の量刑は5人とも同じであってしかるべきなのです。寺本、大島、小野、三浦、佐藤の5人は同地位です。そして、続きまして塩谷となります。その次が高山です。そして岩国、小森と続きます。
 この序列こそ、天地神明に誓って問違いありません。当時の社員並びに投資ジャーナルグループの内実を知る人間ならこの序列に誰もが納得してくれるでしょう。実態とまったくかけ離れた検察の求刑に左右されることなく、真実の序列に従った判決をしてやってください。
 私は、9名の被告に対して真実の下で実態に即した序列による裁きが下るまで、一生涯かかろうとも証拠を提示し続け真実の証明をしていくことを誓います。私が今、9名の被告人にしてやれることはこれしかありません。
 以上、被害者の方々、逮捕者並びに他の被告人達にお詫びと誓いをさせていただきました。 
(弁明 了)


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