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『大義名分なき公共事業』-大手前道路、大橋川改修、八ッ場ダム-12 . はてなブックマーク  Twitter   2010-04-27

 弊社主任コンサルタント山根治が講演した「大義名分なき公共事業 -大手前通り、大橋川改修、八ッ場ダム」についての講演内容を、数回に渡って「山根治blog」にて公開いたします。

【講演会】「大義名分なき公共事業 -大手前通り、大橋川改修、八ッ場ダム」

  • 日時: 平成22年1月23日(土)13時35分~
  • 場所: 島根県民会館307号室 (島根県松江市殿町158番地)
  • 講師: 公認会計士 山根治

第一回: 『大義名分なき公共事業』-大手前道路、大橋川改修、八ッ場ダム-1


『大義名分なき公共事業』-大手前道路、大橋川改修、八ッ場ダム-11より続く。

(※現在の交通量について質問あり)

 現在の交通量はここには出てないようです。それを今度改めて県に示していただかないといけない。もしかしたらあるかもしれませんが、ちょっと私見つかりませんでした。
(野津)県がハッキリ言っていますよね。現在の通行台数は16,000台、ずっと。
(野津)私達が調べると、せいぜい14,000台前後です。しかも、我々のは24時間寝ずの調査。向こうがやったのは7時から7時までの計算。おそらく夕方の7時から朝の7時までは推測の数字です。それを足して、16,000台。これをずっと言ってきている。
(野津)参考資料と、現在の数字と比較すると、ますます怪しい。

(※発言あり。1ヶ月か2ヶ月前か、県の職員みたいな人が何かをやっていらっしゃったんですけど、3、4日前に電話をかけて聞いた時点で、最近のデータはないとおっしゃったんです)

 はい。隠していると思いますよ。交通量調査といいましてね、何年かおきにやっています。あるんですよ。ないことにしているんです。
 このデータについては、大橋川も、この大手前道路にしてもそうですけれども、都合の悪いデータはみんな隠していますからね。八ッ場ダムにつきましても、国会の議事録を見ますと、ちょうど2年ほど前の、当時自民党政権。そのときに、共産党の人が質問して、国交省の副大臣が答弁しているんです。
 八ッ場ダムの工事は進行中ですね。それについての詳しいデータを出せと要求した。そうしたら「事務局にお尋ねしましたけれども、ないということでございました」(八ツ場(やんば)ダムの中止と税金ドロボー-4)と他人事みたいなことを平気で答弁しているんですね。
 ところが、今は出てきているんですよ。何故かデータが復活したようです(笑)。
 今までは、できるだけ隠してきた。寄らしむべし、知らしむべからず。隠して、それが通ってきた。ところが今は通らなくなってきています。政権が交代し、自民党時代のような、いいかげんな慣れ合いの行政が全面的に見直されようとしているからです。
 先ほどのご質問について若干補足しますが、現在の交通量、16,000台と言っています。それで、将来的には2万1,000台になる。だから渋滞すると。今まで以上に渋滞すると言ってきました。渋滞を解消するために道路を作ると言ってきました。
 ところが、これが渋滞するどころか、交通量が今より半分以下になる。この整合性について県にお尋ねしましょう。どういう答えがでるか。
 県の担当者も苦しいと思いますね。彼らはこの計算を自分達でやっていない。だから相当苦しいと思いますよ。
 確かに、現在の交通量はどうか、見込みはどうか。県は今までいろいろなことを言ってきています。ようやく、インチキの尻尾みたいなものが出てきました。
 結局、彼らはなんとか誤魔化そう、誤魔化そうとしている。最後に誤魔化しきれなくなる。必ず矛盾が出てくる。
 これは、実は私が専門にしている会社の決算書も同じです。粉飾する、決算書を誤魔化すと矛盾が必ず出てくるんです。必ず出てくる。
 これは何も難しいことではありません。簿記の原理です。私は商業高校の出身で、高校1年生の頃に徹底的に簿記のイロハを叩き込まれていますから、オカシナ数字については直感で分かるようになっています。
 こういうのも簿記の延長のようなものですから、数字を誤魔化したらどこかに必ず矛盾が出てくるということです。
 最後に一言。島根県知事の溝口善兵衛さんに申し上げたい、『あなたはこのようなゴマカシ(=政策評価法違反)を承知の上で、なおかつ大手前道路を作ろうとするのか』。

(野津)記念講演の方を終わりにさせていただきます。(拍手)
(この項おわり)

 ―― ―― ―― ―― ――

 ここで一句。
“以前から我が家は妻が幹事長” -奈良、朱雀門。
(毎日新聞、平成22年3月23日付、仲畑流万能川柳より)

(“豪腕の小沢さん家(ち)も同じかな?”)

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