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007 マルサ事案 . はてなブックマーク  Twitter   2004-03-22

1.マルサ事案

1)概要-その1
一、 益田市畜産協同組合(以下、組合という)が所有していた不動産等が、石見空港建設のために県に収用されることになり、組合に42億6千万円の移転補償金が入ってきた。

 
二、 組合は節税対策の一環として、私の指導と仲介によって、千葉県にある不動産(以下、千葉物件という)を16億5千万円で購入し、税金の繰延の手続き(これを圧縮記帳という)をとった。
 圧縮記帳は、一定の条件のもとに利益を繰り延べる手続きであって、永久に税金が免除されるのではなく、いつかは税金の支払いをしなければならないものだ。私が作成した税務プランには、当然のことながら将来の税金支払いが明記されていた。

三、 平成5年9月28日、広島国税局は、組合が16億5千万円で購入した千葉物件は、真実の売買契約によるものではなく、税金を逃れる為の仮装契約によるものであり、組合の圧縮記帳は脱税であるとして査察(マルサ)にふみきった。私は、脱税事件の主謀者とされ、悪徳公認会計士として追及された。これがマルサ事案である。
 
2)概要-その2(特殊事情)
一、 組合が取得した16億5千万円の千葉物件は、特殊な条件の付されているものであり、その売買契約は、定型的な不動産売買契約ではなかった。
 千葉物件が埋立地であったために、千葉県企業庁によって10年間の買戻し条件が付されており、契約当時、買戻し条件が解除されるまで6年の期間が残されていた。
 更に、千葉物件には、10億円余りの抵当権が設定されていたが、売買にあたっては、金融機関以外の抵当権の一部を抹消するにとどめ、大半の抵当権の抹消をしないで、売買契約の締結がなされた。抵当権付きの売買契約である。

二、 抵当権設定額10億円に買戻し条件が実行される危険性を加味した12億5千万円については、取引の相手先である佐原良夫の会社の自由にゆだねることなく、6年の間、私の管理下に置くこととした。
 従って、千葉物件を売却した佐原の会社が当面自由にできる資金は16億5千万円ではなく、4億円だけという契約内容であった。

三、 組合が佐原の会社から購入した物件は、そのまま同人の別会社が月600万円の賃料で借り受ける約定がなされた。 

四、 以上のように、千葉物件に特殊な条件が付いており、売買契約も抵当権付売買契約であり、定型的なものではなかった。
 このような特殊な契約内容に加えて、契約の一方の当事者である佐原良夫が事実に反する嘘の告発をしたため、それに飛びついたのが、マルサであり、検察であった。


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[646] Re1:007 マルサ事案 投稿者:Yasu 2006-03-06 12:01:12
益田市と千葉県はかなり離れておりますが、千葉物件は組合にとって多少なりとも必要性のあるものだったのでしょうか。何か唐突な印象を拭い去ることができないのです。例えは悪いですが、ライブドアの投資事業組合を連想してしまいました。それ自体は違法ではないんですがね。
[654] Re2:007 マルサ事案 投稿者:Yasu 2006-03-08 22:05:48
国税や検察としては、山根氏の指導と仲介による千葉物件の購入による「節税」対策は、違法(脱税)、少なくとも極めて違法に近いと思っていた。

山根氏としては、検察による「別件」に対する公訴の提起は、違法(濫用)、少なくとも極めて違法に近いと思っていた。

いずれの側にも中庸感覚というものがやや欠けているような印象を拭い去ることが出来ませんでした。やり過ぎにはやり過ぎを。目には目を。歯には歯を。

組合の不動産等が県に収用されることになり、組合に42億6千万円の移転補償金が入ってきたのなら、素直に正直に42億6千万円に法定の税率を掛けた税金を納めるのが、自然じゃないか、当たり前じゃないか、国民の義務じゃないか、という気もしないではありません。

国としては出来るだけ多く税金を取りたいと思うし、組合・山根氏としてはなるべく少なく支払うようにと思う。金の奪い合いという側面もあるかもしれません。意地の張り合いにもなります。
どちらも、ギリギリの所まで、違法スレスレの所まで頑張ろうとする。スレスレのことをやっていると、そのうち、うっかりブラックゾーンにまで足を踏み入れてしまうこともあります。やはり、ギリギリというのは危うさがあります。一歩誤ると・・ということもあるので、安全域の確保も必要かもしれません。策士、策におぼれることもあるとも申します。
正義を貫いて真面目にやっていたつもりが、後になって見れば結果的に非常な不正義となっていた、ということも現実にはありえないことではありえません。時には不正義、時には不真面目、のようなガス抜きが必要な時もあるような気もします。
[1761] Re3:007 マルサ事案 投稿者:12 2010-02-06 02:25:19
確かに、Yasuさんの言う事に一理あると思います。
どっちもどっちじゃないでしょうか?

検察も「自分達に課せられた仕事をしよう。」と使命に駆られた結果の行動だったでしょうし、著者は会計士としての手腕を振るいたかっただけ。で、結局何かの拍子で戦う事に相成った、と。

額が額だけに検察も動かなければいけない時だってあるだろうし、やはり個人の視点からそのぐらいの金が動けば誰でも「怪しい」と思うのが自然ですよ。
億単位の金が動くのは、やはりいち個人からすれば正直「何かあるんじゃないの?」と普通は思います。特に農協が関わってるなら。
まぁ、私はそんな大金を扱った事がないので解りかねますが。
それにそんな大金を扱ったら、「少しでいいからこの一部を手にできないか?」と如何わしい考えが浮かんでくるもんです。
どんなに否定してもそれは人間の性。
「人」という生き物は汚いものです。

「いづれは払う。」と言っても、未来の行動に誰しも保障はできないし、未来は未来。その時にならなければ解りません。
検察側にしてみれば「今は払うと言っているが、その時になれば払わないつもりだろう。ならば今起訴する。」と考えるだろうと思います。彼らはすべてについて疑ってかかりますからね。それが彼らの「仕事」ですし。

それに対して著者はそう言った検察側の態度を見れば「相手がそう来るなら絶対に払ってやるもんか。」と感情を逆なでされたように対応するのは人間として仕方ない反応だとは思います。
「払わない」と言うのは言い過ぎかもしれませんが、少しでも少なく払う事に加担していれば、検察側からすれば「悪」なわけで、そこから大きな事に発展していくものです。

まぁ、他人の争い事なので口を出さない方がいいんでしょうけど、どっちもどっちだと思いました。

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