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板東英二さんの脱税事件は冤罪である!-①
17-04-04
“実録!金の事件簿 こんな奴らは許さない!”と銘打って、お金にまつわるやを徹底的に追い詰める番組が放映された。平成29年3月14日(火)、フジTV。
 5年前の平成24年に、個人事務所の申告漏れと所得隠しを指摘された板東英二さん。この事件が大々的に報道されたことから、板東英二さんはスターの座から一気に転落。久しぶりのTV登壇である。
 平成24年といえば民主党最後の内閣である野田内閣の時だ。野田佳彦首相は、前の菅直人内閣時の財務大臣である。野田氏は財務大臣に就任するや、財務省の役人達にとりこまれて彼らの操り人形と化した。毎日のようにアフター・ファイブ、つまり、午後5時になるとそそくさと本省をあとにして、青山あたりの特別ルーム(官僚のたまり場)に赴いたという。
 財務次官をはじめとするキャリア官僚が待ち受けており、カラオケ、酒肴の“交流”が始まるのが常であった。
 この人物、本省にいるときは財務大臣だ。省内で一番偉い。トップである。しかし、アフター・ファイブともなると様相がガラリと換った。
 キャリア官僚連中がふんぞりかえっており、野田大臣はまるで召使いのようであった。「野田!」と部下のようにして呼び捨てにされただけではない。野田財務大臣は嬉々として酒のつまみをテーブルに運んでいたらしい。挙句の果ては、頭にハチマキを巻いて、おハコの裸おどりが始まるのが常であった。
 ドジョウを自称していた野田氏、さしずめ、ドジョウの裸おどり開陳といった図式である。
 菅直人首相の退陣表明を受けて、平成23年8月29日に実施された民主党代表選挙は、まことに奇妙な選挙であった。小沢一郎、鳩山由紀夫、菅直人というような、民主党政権をつくり上げた三人の立役者がそれぞれ“Character Assassination ”(人格破壊)されており、代表選挙に立候補した5人は全て、二番手、三番手の小物であった。結果として、民主党内では三番手以下の存在であった野田佳彦氏が当選することになった。私は、財務官僚が裏で仕組んだものとみている。
 役人達に操られた野田佳彦首相ではあったが、ただ一つ置き土産を残してきた。それは一体何か。平成25年1月1日発効の国税通則法の改正である。
 戦後長い間、税金については
納税の義務
だけが強調され、
納税者の権利
については、等閑(なおざり)にされてきた。
 自由民主党が政権与党から外れたのを好機として、これまでの国税通則法を廃止して、「納税者権利憲章」の制定が図られることになり、それを組み入れた法律、
『国税に係る共通的な手続並びに納税者の権利及び義務に関する法律』
という、長々しい名前の法律案が準備された。
 しかし、「納税者権利憲章」の制定は財務省の強烈な抵抗にあって見送られ、この法律が制定されるには至らなかった。国税通則法はそのまま残り、かわりに、その中に第7章として「国税の調査」の章が設けられることになった。
 これまで野放図な状態であった「税務調査」(査察の調査を含む)に、法律としての枠がきっちりとはめられることになったのである。
 平成25年1月1日に改正国税通則法が施行されてから、全国の国税局の査察官の行動が怪しげなものに変った(「挙動不審な査察官」参照)。威張っている反面、何か悪いことをしているのを見とがめられたかのようにオドオドしていた。この傾向は、昨年(平成28年)の夏まで続いたが、その後は威張り腐った風調は全国的になりをひそめた。
 しかし、頑として国税当局は自らの誤りを認めようとはしない。誤りを事実上認めたのは、国税当局ではなく、検察庁であった。平成28年12月、横浜地検特捜部は、東京国税局査察部から告発されていた所得税法違反(脱税)事件について、不起訴処分にしたのである。
(この項つづく)
 ―― ―― ―― ―― ――
 ここで一句。
”人間は管だと知った内視鏡” -宮崎、佐土原ナス
(毎日新聞、平成29年4月1日付、仲畑流万能川柳より)
(クラインの壺)

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